2020年11月27日

『循環型自然応用栽培』の見て分かるCO2削減効果

概要だけの理解になりますが、植物である野菜が光合成によりCO2を分解、酸素を排出・炭素を吸収し枝・葉等の成長に取り込んでいると解釈しています。栽培終了時の状況が下記です。
2020年ミニトマト終了状況2020年ミニトマト終了
栽培終了の残渣、邪魔になるのでゴミに出す場合が殆どかと思います。『循環型自然応用栽培』ではこれを全量土へ戻すだけです。燃やしてしまえば、取り込んだ炭素分が一瞬にしてCO2となりCO2吸収ゼロに戻ります。この燃やしてCO2に戻る分が、概ねCO2吸収量に繋がっているかと考えています。
ポイントは、燃やさず土へ貯蔵する事です!これにより、微生物による分解が始まり全て分解完了でゼロに戻る迄には何年もかかります。それ迄に次の栽培が始まりますので、循環を繰り返す事により炭素を常に土に貯蔵している事になります。
これが、少ない土容量にも関わらず『循環型自然応用栽培』で無肥料栽培が実現している利用だと解釈しています。
無肥料栽培開始は2017年度より、2018年は64%が無肥料栽培、2019年度は94%が無肥料栽培、そして2020年度は全て100%が無肥料栽培となっています。但し葉物野菜等、同じ土での連続栽培は除きます。(現状多くが連続2回目以降の栽培開始時、草木灰又は尿素希釈液等を加えています。これも無くす方向で検討中)
関連記事:循環型自然応用栽培の概要は下記
http://sizenmiti.sblo.jp/article/187012647.html
関連記事:循環型自然応用栽培でのCO2削減と費用削減概要は下記
http://sizenmiti.sblo.jp/article/186892422.html
posted by しぜんみち at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培方法

2020年01月08日

循環型自然応用栽培の概略です

本ブログ内栽培『循環型自然応用栽培』の概要をまとめました。
日の当たる空きスペースがあれば、誰でも簡単に『循環型の家庭菜園』が可能だと考えています。循環型にこだわるのは、『環境負荷が掛からない事!』加えて、『栽培コストが掛からない事!』、自然に近い安全な野菜を自給、多くのメリットを感じています。
究極の省スペース1平方メートルで2鉢分の循環型自然応用栽培の例が下記です。
https://sizenmiti.com/jouho-p001.html
このスペースで、栽培ゴミを捨てず、栽培した土も捨てずに循環栽培を続ける事が出来ます。一度購入した土は使い続ける事が出来ます。循環を繰り返す事により、連作障害関係無しに連作栽培、無肥料栽培等、多数の栽培実績が本ブログ内に有ります。
基本、自然基準の栽培です。肥料で強制的に大きくした栽培より、決して収穫量は多くは有りません。又、土容量の必要な野菜には不向きです。しかし、栽培出来る野菜は多く有りますし、自然と同じ様に無肥料で育つ土環境で育った野菜は、本当に美味しいと思っています。連作栽培可、無肥料栽培となると、栽培もシンプル!栽培ローテーションも考える事無く、肥料の配合も考える事無く、簡単になります。多くの方にお勧めしたい栽培だと思っています。
200108循環型自然応用栽培概要循環型自然応用栽培概要
posted by しぜんみち at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培方法

2019年12月07日

循環型家庭菜園はCO2低減になり、費用削減効果も大きい

野菜栽培でのCO2吸収ピークは、野菜の成長が最大限に達した時です。光合成によりCO2が分解され、C(炭素)を吸収し枝・葉・根として成長します。『循環型自然応用栽培』の特長は、栽培終了した残渣を全量土へ戻す事により、吸収したC(炭素)を土に蓄積している点がエコ栽培に繋がっています。
関連記事、『家庭菜園だから出来る超エコ栽培』下記もあります。
http://sizenmiti.sblo.jp/article/186727715.html
栽培残渣をゴミとして燃やしてしまえば、吸収したC(炭素)は一瞬でCO2に戻り吸収ゼロになってしまいます。無駄にCO2を排出し、次の栽培に肥料を買い足すか、新しい土を購入する必要があります。しかい、土に戻し微生物で分解させる事により、分解物が肥料となり循環が成立します。自然界の循環と同じです。結局、微生物が完全に分解する迄1年以上かかってCO2吸収ゼロに戻ります。『循環型自然応用栽培』では分解完了迄に次の栽培が始まりますので、常にC(炭素)を土に蓄積しながらの栽培となります。この蓄積により、栽培中は微生物との分解共存となり無肥料栽培が成立しています。
これにより、新たな土購入費ゼロ!肥料代ゼロ!無農薬栽培なので薬剤費ゼロ!となり、又、燃料・電気不要の人工エネルギー消費ゼロ栽培です。これらによる費用削減効果は大きいです。又、環境負荷低減効果にも繋がります。
次の写真は、再生土より無肥料栽培で温室ミニトマトが最大限に成長した時の写真です。
190915温室ミニトマト温室ミニトマト 最大成長
ズバリ、たった1鉢の土(約15L)かつ無肥料で、これだけの枝・葉を付けました。これが、光合成によりCO2を吸収して成長した枝・葉になります。
そして、栽培終了にて土再生の為、天日乾燥開始の状況が次の写真です。
191201温室ミニトマト天日乾燥開始温室ミニトマト 天日乾燥
栽培終了時、補助として枝葉をカットしているだけ、後は全量土に戻し土再生の為天日乾燥しています。
posted by しぜんみち at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培方法

2019年10月02日

環境負荷低減に繋がる循環型家庭菜園の理由

日の当たる自宅空きスペースで野菜栽培!簡単 超エコ栽培にて、どの程度の環境負荷低減に繋がるか?以下の写真にまとめました。
191002野菜栽培で環境負荷低減野菜栽培でCO2削減
理由は単純で、『循環型 自然応用栽培』では、土再生から栽培工程、全てに於いて化石燃料・電気を使わない為、何も無い空きスペースで野菜による緑化分がCO2削減に繋がっていると考えています。
写真@何も無い軒下
写真A野菜による緑化、成長と共に光合成によりCO2を分解し枝葉を作り上げる。
写真B栽培終了のエンドウ、CO2削減量は?大雑把に枝葉が枯れて燃やした場合、排出するCO2の量と思っています。(野菜毎にCO2の収支は出せるのでは?と思いますが、専門では無いので数値までは分かりません。)
『循環型 自然応用栽培』は下記です。
191002循環型自然応用栽培パンフ『循環型 自然応用栽培』
栽培残渣をゴミとして燃やしてしまえば、CO2吸収した分が瞬時にゼロになってしまいます。これを燃やさず元の土に戻す事が、超エコ栽培に繋がります。微生物が分解しながらCO2を排出しますが、長期に渡って分解する所がCO2削減に寄与しています。又、この蓄積が無肥料栽培にも繋がっています。
≪概算CO2削減の皮算用≫
1個人だけでは効果が無いに等しいですが、数が集まれば大きな効果に繋がると考えています。
自宅の畑基準で考えた場合、畝とかのロスを含めて、写真の鉢4個≒農地1平方メートル分に相当すると考えています。
暫定現在の住宅戸数5000万戸(高層住宅含む、空き屋住宅除外)として、仮に4%の戸数が2鉢野菜栽培した場合、≒100ヘクタール分の野菜栽培農地 のCO2削減効果に該当!
数値は、いい加減ですが数が集まれば大きな効果に繋がるという試算です。又、家計の出費低減にも繋がりますので、多くの方にお勧めします!

posted by しぜんみち at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培方法

2019年07月24日

無肥料栽培している土です

無肥料栽培が継続出来ている答えは、自然界の中にあります。
自然界の植物は、肥料を与えなくても、人の世話無しで循環が成り立っています。それが成り立つ大きな要素が、生育終了した残渣であり、それを分解する微生物だと思っています。
それを忠実に再現して再生した土を無肥料栽培として使っています。一般的には知られていない・実施されていないと思いますが……。手間は大してかかりません。現行作業工程の流れを変える程度と思います。
190724無肥料栽培使用の土無肥料栽培の再生土
栽培終了した残渣(根・葉・茎)は、貴重な土再生の資源です。殆どの人は、邪魔になるので処分していると思いますが、ゴミとして排出するのでなく、元の土へ戻してやるだけです。この時、分解効率を上げる為にカットする補助を加えている程度です。土再生工程は下記。
http://sizenmiti.sblo.jp/article/186195409.html
現行、再生を繰り返す事により、無肥料栽培が可能になっています。特に固い茎は分解に1年以上掛かり、これが消滅するまでの間、有る程度蓄積され再生土が安定してきます。再生1年目、又は栽培残渣の無い再生土(葉物野菜栽培後等)は無肥料栽培は厳しいので、減肥栽培と思いますが、戻す残渣が有れば再生2〜3年目当たりから無肥料栽培が可能ではないかと思います。
posted by しぜんみち at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培方法